まだせいぜい20年くらいのオーダーでしかありませんが、昨今の米国流経済の世界への席巻度合は目を見張るものがあります。
この傾向はどうも世界中に及んでいるようで、最近はかつてに比べて海外旅行する機会が激減しているのですが、今年の3月にパリに行ったときは、前回(おそらく5年くらい前)と比べてあまりの変貌さに驚きました。旅行者の視点で言えば、パリの名門ホテルが次々とアメリカ系チェーンホテルに組み入れられていましたし、当然のごとくスターバックスがあり、パリのカフェでもじきに全面禁煙になるとのことで、アメリカが好きと公言する新しい大統領の下、かの国でも人々の生活パターンがアメリカ流に染められつつあるのかなと思った次第です。もっとも先日、フランス人と食事をしたときに、このことをぶつけたら、そんなことは絶対ないと否定していましたが。
ドイツには殆ど行っていないのですが、人に聞いた話だと、これもアメリカのファンドが不動産を買い漁っていてバブルが起きた(現在進行形かどうかは不明)。要はドイツ経済にアメリカ資本の占める割合が大変大きくなったとのことでした。
日本国内の商店街が東京を本店におく画一的なショッピングモールに代わってしまい全ての地方都市がミニ東京化してしまったように、世界中の主要都市がアメリカン・カラーに染まりつつあるようです。これでは海外旅行の興味も色あせますね。ああつまらない!
私自身が国際会議に出たときの経験でも、英語の下手なヨーロッパ人はフランス、ドイツ、イタリア。逆に英語が上手なのは北欧圏やベネルックス圏の人々でした。裏を返せば確固たる自国文化と歴史を持っている国ほど英語が下手でした。それが最近はフランス人でも上手に英語を話します。
で、これから何回かにわたり、非常に独善的かつ限定的な現在のアメリカ経済に関する私のミクロ的所感を書いていこうと思います。
