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永峰潤ブログ
永峰・三島会計事務所、かなり不定期な所長のブログ。

我が国の行く末

最近はiPODという文明の利器のおかげで、
結構ためになるラジオ放送を後から聞くことができ大変重宝しています。

その中でもオン・ザ・ウェイ・ジャーナルという放送は玉石混交なるも、かなり当たりの確率が高く、そこから聞いた情報(その中でも最近聞いた早稲田大学教授の深川さんのお話が出色でした。 
以下の文章もかなりの部分はそのお話に依っています)をもとにして今回のブログを書いてみます。 

現在の世界はG8でもG20でもなくG0である。その理由はリーマンショックをきっかけとして世界の中でアメリカ、ヨーロッパは全て財政破綻しており、かたや、中国、インド、ロシア、ブラジル等の台頭しつつある国は全て大国主義をとっている。これらの国の特徴はG8に対して等しく恨みを抱いており、現在の世界秩序を変えたいと思い、現にそのようなパワーを備えつつある。たとえば中国が今、米国国債の購入をやめれば、瞬時に米国は破産宣告する状況に至っている現実がある。

いまや世界の流れは、中心となる覇権国家なき状況である。

ちなみにこのままEUROが続くかどうかはひとえにドイツの態度にかかっており、現状の財政負担にドイツが耐えられなくなった時には、EUROは分裂して元の状態に戻ってしまうだろうし、一方、米国は財政危機と通貨危機、どちらかが先かもしくは同時に破たんする危険性をはらんでいる。

そんな中で日本は世界における唯一のパワーの源泉であった経済力の衰退によって大国からの凋落は明らか。このまま何もしなければ、今後更に衰退を続けていく。 言葉を変えると、従来の経済大国から今は既に中位国へと落ちており(すでに大国ではありません!)、中位国として世界に向き合うためのダウンサイジング戦略の準備ができていないことが最も大きな問題である。

世界第2位のGDPが中国に昨年抜かれたが、問題はそのことよりも、むしろバブル崩壊前は世界第2位であった一人当たりGDPが現在は28位くらいまで堕ちてしまっている。つまり急速に貧乏になっていることであり2010年には台湾にも抜かれ(これは私も知りませんでした!)、このままのペースが後6、7年続けば韓国にも抜かれることになるという事実である。

このままの凋落を食い止めるには、ドイツがEUで経済力を伸ばした仕組みが大変参考になる。 それはドイツやフランスがEUという一大経済圏を作ることで自国だけでは望みえなかった経済発展を達成したことである。

ちなみにレバレッジという金融資本主義でGDPを膨張させた米国と英国がどうなっているかは説明を要しない。 ドイツが残っているのは、端的に言えば「製造業を捨てなかった」からである。

このことを日本とアジア圏で実現したらどうだろうか。

大中華圏という言い方を中国は好むが、実は台湾やマレーシア、インドネシア、タイ(これらの国でも経済力は中華系が握っている)などの国は、社会体制や民主主義の政策を考えれば、一党独裁の中国と組むよりは、日本や韓国と組む方が経済ブロックを作りやすいだろう。もしもこのような経済圏ができれば5億人、つまりヨーロッパと同人口位の規模になる。

従って日本はこれらの国々といち早くFTA等を結んで、一大経済圏を構築することによって、共存共栄し、これ以上の窮乏化を何としても食い止めるべきである。

その際のキーワードは、全て開きます!であり、農業でもなんでも完全に自由化してしまうこと、移民政策もある程度開かなければならないだろう。 その際には犯罪の抑止やその他、いくつかの予防的措置を相互に結んでおく必要があろう。

この政策は米国との間でFTAを実行するよりも、そのインパクトははるかに小さい。すなわちこれらアジアの国々と農業の完全自由化を実施しても、アメリカと実施することに比べれば、アジアの生産性は圧倒的に低いので実際のダメージはほんとに僅か。それにも関らず政治的なメッセージ性は極めて強い。 そして究極にはその中に
中国も入ることを受け入れなければならないだろう。その際には、日本は米国を対中国のくさびとして、この中に引き入れるべきであろう。

例えば米国に対して、中国への中継地点として日本を使うことをアピールすればよいであろう。上海のスモッグの中で暮らすよりは1時間でアクセスできる日本を使うよう宣伝すればアメリカにとっても大いにメリットをもたらすことになる。 また、なによりも政治体制や民主主義という共通の価値観の重要性が、目先のうわべだけの協調より米国にとっても本当は価値があることであると再認識するであろう。

この場合の起点はやはり韓国とFTAを進めること。

そういう戦略実行のためのリーダーシップを政治家が発揮しなければならない。



まとめると、我々は以下の現状認識を国民全員が徹頭徹尾理解するところから議論を始めなければならない。

-我々は衰退している。 
-我々はもはや大国ではない。
-我々は膨大な借金を抱えている(900兆円)。

この状況を正確に認識したうえでそれえの対策は成長しかない。
つまりこれ以上の衰退を防がなければならない。

例えば農業にしても、この50年間で生産性は10倍になった(耕運機等の利用による)が、そのままの状態で思考停止しており、その結果、高齢化が進み70代が中心となっている農業を、若年者が積極的に帰農する政策をとり生産性を向上すれば、たとえFTAを結んでも大きなダメージにはならないはずである。 生産性の向上は我が国のもっている技術力やマーケティング、付加価値力というポテンシャルを考えれば実現可能なシナリオである。

つまり、この先われわれは製造業を基軸として大アジア圏をわれわれの共通の庭と考えて、競争力を強める政策を一刻も早く実施しなければならない(ここいらへんは現代VERSIONの大東亜共栄圏とも言える発想かもしれません)。

このことの実行が真に政治家に求められていることであり、この実行を更に先送りするようならば確実に日本には悲惨な未来しかない。

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【2011/01/27 11:01】 未分類 | トラックバック(0) |

ちょっと気分が重いことはとりあえずやってみる!

今年最初のブログは
「ちょっと気分が重いことはとりあえずやってみる!」ということを書きます。


去年の9月位から朝の犬の散歩(雨の日も風の日も、朝の散歩は
家人との約束で私がやることになっています)で、向こうから
犬を連れている人とすれちがう時に必ず声を出して「おはようございます。」というようにしています。 
 さる人から勧められたからです。

確かに今まですれちがうときに、なんとなく顔を見たことあるけど、
声をかけるのもどうかなということで引っ込み思案していたことが結構あったので、思い切ってこちらから挨拶をしてみることにしました。

結果は・・・・・

殆どの人が挨拶を返してくれます!  時折この人はきっと
返してくれないだろうなぁという、ちょっと怖そうな男性の場合に限り
期待にたがわず(?)返してくれませんが、だいたい8割前後の確率で返してくれます。

不思議なことにこの習慣を続けていたためでしょうか、二者択一の
局面で、今までは基本的にめんどくさいからパス!という選択を
していた場合に、いいや、とりあえずやってみよう、だめで元々というマインド・セットに変化しているのです。自分自身驚いています。

そんなことが最近二つありました(別にこのブログを書くためにそういう選択をしたわけではありません)。

一つは留学先の同窓会、もう一つは業界団体の会合。 ともに英語の世界で外人ばかりなので、どうしても、めんどくさいなぁという気持が先に立って、そうなると、即座にやめるのを正当化する理由がどんどん出てきたのが今までの常なのですが、今回は不思議なことに駄目で元々、一つでも何か新しい発見があればすごくみっけもん、位の意識の変化が起きたのです。

脳科学は全くわかりませんが、思うに身体と声を使って、そういう習慣をつけることで潜在的な意識下にそういう作用が及ぼされたのではないか??????

と勝手に解釈しています。

で、結論は・・・・・

短い人生、嫌なことをわざわざする気はないけど、迷うような場合にはとりあえずやってみる選択肢を選んでみるといいことがあるかもしれません。

本年も(不定期ながら)よろしくお願いします。


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以前お知らせ致しました、IFRSの本が出版されました。
多数のご応募ありがとうございました。
抽選の結果、5名の方に本のプレゼントをさせていただきます。
抽選の結果は発送をもってかえさせていただきます。

【2011/01/14 10:11】 未分類 | トラックバック(0) |

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